【 切実 】2020年8月版 歯が折れた時の選択肢
公開日: 最終更新日:歯が折れてしまいました。費用、審美性など色々と不安がありますが、2020年の今、最新技術でいい感じにならないかと思い、調べてみました。
同じ状況に置かれた方、抜歯をしなくてはいけなくて調べている方の力になれれば嬉しいと思い、記録を残します。
もくじ
歯が折れてしまった
真っ先に思い当たったのは入れ歯・インプラント・ブリッジの3択ですが、入れ歯はなんとなく嫌だし、インプラントは良さそうな反面、高額かつ怖い。ブリッジは健康な歯を削るのが本当に嫌です。
正直に言えば、どれも嫌ですがそんなことも言っていられません。大変切実な悩みとなった為、色々と調べてみました。
入れ歯はなんとなく嫌な理由
保険治療ということもあり、れっきとした医療技術だと思いますが、入れ歯というもの自体、独特の老人のイメージがあり、僕は若い方だと思うので、大変ショックです。
審美性もさることながら、多く起こる問題点としては、「味がわからない」「堅いものが噛めない」「くっつくもの(ガムなど)」の問題があり噛むと痛い、疲れるというような話もあります。金属床のせいで温度がわからないという事もあります。
ブリッジ・入れ歯・インプラントの相場とメリット・デメリット
1. ブリッジ
文字通り健康な歯と歯を両側に使って、抜歯した部分に橋を架けるイメージです。隣接した1本、2本の抜歯した部分の治療として日本では一般的な対応です。
メリットとしては、保険が適用されるため、相場は欠損歯1本あたり約20,000円です。入れる部位と素材によって10,000円程度に抑えられる場合も。
ただし保険診療は適用条件が狭く、奥の歯には銀の素材となることが多かったり(例外有り)、白い素材を使える場合も長期間使用することで徐々に変色や着色されやすいものしか選べない場合があるそうです。
審美性を優先させるなら自費診療が良いのですが、相場は条件によって50,000円~150,000円と幅があります。
治療期間は最短で1~2週間位です。(状態によって左右されます)
デメリットとしては、健康な両脇の歯を使うため、削らなくてはいけない事。当然削ったら元には戻りません。また、広範囲で歯が抜けている場合には適用することは難しいと思われます。
2. 部分入れ歯
保険が適用され、費用としては約5,000円~1万3,000円程度。治療期間は1~2週間位です。(状態によって左右されます)
健康な歯を支柱として金属を引っ掛けて使う形になります。その為、デメリットとしては残存歯への影響が大きく、支柱となっている歯がダメになってしまうことも多いようです。
自費診療で入れ歯を作成することも可能です。個人の要望に合わせて素材等をこだわることが可能ですが、使用する材料や歯科医院によって費用が異なります。
3. 総入れ歯
保険が適用され、費用としては約10,000円程度。治療期間は1~3か月位です。(状態によって左右されます)
自費診療で入れ歯を作成することも可能です。個人の要望に合わせて素材等をこだわることが可能ですが、使用する材料や歯科医院によって費用が異なります。
<a href="#">入れ歯はなんとなく嫌な理由</a>に書いた多く起こる問題点がデメリットと考えていますが、技術は日進月歩なので、腕の良い歯医者さんと費用との兼ね合いによってはデメリットが軽減されるのかもしれません。
4. インプラント
歯が無い部位の顎の骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯を付ける治療方法がインプラント治療です。
メリットは義歯をしっかりと固定できること、残っている歯に負担をかけずに治療をおこなうことができることが挙げられます。
審美性抜群で自分の歯と同じように使えるという話のインプラント。全て入れ歯の場合、オールインフォーというやり方が安価かつ体への負担が比較的少なくて流行っているようですね。
デメリットは治療期間が長いことと高額なことで、相場は一本あたり20万円~。顎骨にボルトを入れるため、骨が薄い人は適用できない、または手術によって骨を増やす措置が必要になり、更に高額になるといったことも多いようです。
また、現在のインプラントは骨に結合するのですが、粘膜との結合が強くないため、天然の歯に比較すると感染に弱いことや、インプラント治療において問題が起きた場合には、その問題の解決が難しいこともデメリットです。
これは良いかも!? 最新の入れ歯に大注目!
最初に入れ歯は嫌だと書いたのですが、今回歯が折れて調べた結果、「入れ歯」なのに気になるものを発見しました。
1. テレスコープデンチャー(部分入れ歯)
テレスコープデンチャーとはドイツ発信の精密で長持ちする部分入れ歯です。残っている歯に貴金属でコーティングを施し、その上から義歯をかぶせます。
メリットは以下の通りです。
・入れ歯を固定する金具が外から見えない
・寝るときも外す必要がない
・しっかりと固定できるのでよく咬める
・入れ歯特有の違和感が少ない
・修理ができるので長く使える
・ドイツでは100年以上の歴史があり世界で信頼されている
デメリットは費用がインプラント並みに高いことです。
2. ノンクラスプデンチャー(部分入れ歯)
入れ歯が目立つのは、入れ歯を固定するための金属のバネがどうしても目立ってしまうからです。であれば、「バネを目立ちにくくすれば気にならなくなる」をコンセプトに生まれたのが「ノンクラスプデンチャー」です。
従来のように入れ歯を固定する装置はあるのですが、それを金属ではなく、歯肉の色になじむピンク色の樹脂を利用することで目立ちにくくしています。
ノンクラスプデンチャーは様々なメーカーがあり、メーカー毎に特徴が異なるのですが、調べた限りでは特にミラクルデンチャーをお勧めします。
僕は検討に入りました。
ミラクルデンチャーのメリット
・つけていて違和感がなく、義歯が初めての人でもお勧め。
・義歯を装着しても(重たい金属床であっても)自分の歯のように軽く、
自然な着け心地。
・違和感がないから装着したまま眠れる。
・上顎は口蓋(大きな床の部分)が抜けているので、喋りやすい。
・本来の食べ物の味わいを感じることができ、従来の義歯と比べて
ほとんど何でも噛める。
(おかき、おもち、するめ、ごぼう、コンニャク、タコ、イカ等の刺身)
・義歯の床の下に食べものが入りにくい。
・あくび、くしゃみ、大笑いしても外れることがない。
・口元を気にしなくなるので口元の緊張が緩み、自然な顔立ちとなる。
・維持装置は前歯部でも目立ちにくく、義歯であると人からはばれにくい。
・従来の義歯よりも修理等が簡単で、ずっと使える。
・揺れている歯に装置をかけると、その歯の動揺を止め、むしろ
その歯を保護してくれる。
・1本の歯さえあれば装着可能。
ミラクルデンチャーは、大阪の会社が作っています。
保険診療の入れ歯に比べれば費用が高いですが、相場は両側につながるものだと300,000円程度、片側のみだと200,000円程度です。
置き換える歯の本数にもよるのですが、インプラントより安くなるケースが非常に多く、費用と見た目が釣り合っているように感じます。